落ち着きと淑やかさを感じさせてくれるような、上品な辻が花の訪問着です。 薄藤色に染められた生地は、裾に向かうにつれて藤色へと変わっており、大変素敵です。 「藤色」という色は「藤」の字を持つ藤原家の隆盛に伴って、また藤の旺盛な生命力や豊かな芳香にちなんで、平安時代を中心に高貴な色として愛されたと言われています。 また、お着物は現当主で九代目を数える、大変歴史のある着物製造メーカー「桐屋(翠山工房)」さんのものとなります。翠山工房は江戸時代、寛永年間の創業である新潟県十日町市にある着物製造メーカーで、デザイン・染め・絞り等の全行程を自社で行い「辻が花」を創作している工房です。 幻想的な辻が花のお着物が大好きで幾つか持っておりますが、箪笥の中の着物が増えてしまい、段々入りきらなくなってきてしまったので少しずつ出品していくことに致しました。 もし、帯も合わせてご希望の方がいらっしゃいましたら、+¥2,0000-で承らせて頂きたいと思います。道長鳳凰花文の唐織の袋帯で、正絹となります。 ご検討頂けましたら幸いです。