【万博博覧会グランプリ受賞レンズ】MIR-1B 37mm F2.8（M42マウント） 1954年から2004年までの50年間製造され続けた、37mmという焦点距離と、レトロフォーカス型一眼レフ用準広角単焦点レンズとしては軽量（現在のレンズと比べると重量感はあります）のロシアレンズの出品です。 Flektogonのコピーレンズとしても有名で、フリマサイトでも人気、価格が上がってきているようです。 1954年という基本設計の古さと、現代レンズではほぼ見当たらないモノコートレンズで、オールドレンズ感を残しつつ、しっかりとした描写が得られるレンズです。時には大きなゴーストやフレアも発生しますが、広角用として発売されている汎用フードでも使いやすい焦点距離なので、作品の仕上がりイメージに沿って一工夫すると思いがけない描写を示してくれる一本です。 絞り羽根も10枚と多めの構成となっておりますので、１～2絞り絞って使っても、角張ったボケとはなり難い点もMIR-1Bの魅力の一つと言えるでしょう。 全体に塗装のハゲはありますが、ぶつけたり落としたりした形跡はありません。フィルターが途中までしか締まりませんが、おそらくネジの切り込みが最初から均一でないためだと思います。無理に最後まで締めずに使用していました。 レンズを分解した跡は見当たりません。レンズ前玉に僅かな拭き傷がありますが、撮影に影響はないと思います。 ヘリコイド部分にガタツキがありますが、ピント合わせに影響はありません。これも、社会主義国の商品の味だと思っています（笑）。 ヘリコイドのトルクは問題ありません。絞りリングはやや硬いですが、これも製造初期からのものと思われます。F16に合わせておけば、手前のリングで無段階に調整できるので、撮影時にはストレスは感じませんでした。 状態は良いものだと思いますが、あくまでの主観によるものです。オールドレンズの特質を御理解していただける方のみ、購入を検討してください。 写りにも、使用感にも特徴と面白み満載のレンズです。是非、楽しんでみてください！ この商品は他サイトでも同時出品しております。購入された方を優先といたしますので、その際はこちらを削除させていただきます。